〒998-0063 山形県酒田市南新町1-4-32
TEL 0234-22-1713
営業時間 平日9:00~18:00
何となく~雑感「家内工業を地でいく」
2021年01月11日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
2021年1月11日、新成人の皆様おめでとうございます。
今年はコロナ禍で寂しい成人の日となったと思いますが、色々な意味での
ソーシャルという言葉を考えながらハレの日を祝って欲しいと思います。
さて全員集合した時の記念撮影(齋藤家のルール!?)2021年1月某日。
先日の雪で酒田は観測史上最多の雪が降り、やばいと思った斎染さんです。
工場の屋根は手が届く範囲だけでも・・・、全員集合をこれ幸いと思い
雪降ろしを皆で行いました。屋根の雪降ろしは10数年ぶりかもしれません。
どの家庭でも「家のお手伝い」というのは当然のように
してきたし、させていると思います。ウチは家内工業でありますので
家の事、仕事の事がごっちゃになってしまいました。
今まで子供たちにたくさん手伝ってもらい、時には助けられました。
この度は久々に皆でひとつのことをしたことに嬉しい気持ちになりました。
それぞれの場所、領域で役割がある中で、家の為に動いてくれたこと、
このところ年々頼もしさが増す若者2人にありがとうの言葉をかけ、
本日解散したのであります。
最後に、伝えたい言葉。
「子供叱るな来た道だ。年寄り笑うな行く道だ」
毎度、つたない話にお付合い頂きありがとうございます。
何となく~雑感「求めることが違うので~」
2020年11月27日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
お客様へ寄り添った商品、作品を送り出す。
古くからある形、モノが自分の環境に合わないからといって、
定義を崩して、形を変え、今どきの使い方にしていくという提案は
印染を広く知って頂きたいと願う染物屋としてどうなんだろうか?
ふと、考えてしまいます。
アイテム、素材の汎用性ということを考えれば、今までからある形のままで提案し、
お客様の方でアレンジを楽しんで頂く方が良い気がします。
でもそれはボクの考え方が古いのかもしれませんが、
モノ余り、至れり尽くせりの便利な世の中だからこそ、
自分なりの考え方、使い方をした方が色々な面で豊かになる気がします。
一方で、目の前のコトに忙殺され、効率を追い求めることに
重きを置く傾向の「世の中」を変えることはとても難しいです。
でも、ライフスタイルが違う世代、ライフステージが違う年代で
「求めていることが違う」と思えば、
その時ときでバランスを保ち、各々が役割を果たせば良い気もします。
「不易流行・ふえきりゅうこう」
古き伝統を守り時代の変化に準ずる。そして次の一歩へ!
「不変の伝統も、時代に則した変化も根本は同じである」と言えます。
母の命日で思ったことです。矛盾を感じなからの毎日、
まいど、つたない話にお付合い頂きありがとうございました。
何となく~雑感「顔が見える染物屋」
2020年11月05日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
先日の山形新聞より。
目の前の物だけに心を奪われ、物が作られた過程に関心が向かない時代に
なったことは恐ろしいことであるといった内容です。
私も結果が全てではなく、その過程が大事と思う派です。
もちろん制作する側も事前に、お客様とのコミュニケーションとして
「デメリット」を伝える義務は必要だと思います。
そして顔が見える染物屋(制作者)としてのパーソナリティや
ストーリーを発信していく必要があります。
記事にも書いてありますが傷や欠点のない人間はいない。
果物と人間を一緒くたにするのはどうかと思うが、
欠点のある人間は誰一人商品価値が無いことになる。
怖い流儀がエスカレートしないことを望みます。
そして失敗をしたら「すぐに、きちんと謝ること」をしないと
問題が解決しないまま終わってしまい、人間関係、信頼関係が
うまくいきません。最近保身に走りあやまり方を知らない方が増えたとか・・・。
潔くありたいものです。そんな心持ちでゆる~く染屋やっていきます(笑)
毎度つたない話にお付合い頂きありがとうございます。
何となく~雑感「コツコツと次への準備」
2020年10月05日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
林先生の初耳学で市川猿之助さんの授業が心に響きました。
色々と仰ってましたけど、「目の前の仕事をコツコツやる」
まさにそれだなと思いました。
この場合の「目の前の仕事」は「目先の利益や効率」
といったことを求めることではなく、
今ある状況は次への準備の時ととらえること。
種を蒔く時期であって、機が熟した時に
刈り取ることができるようにする為の時間。
そして地力をつけるために「目の前の仕事」をすることが
とるべき行動と私は解釈しております。
放送の中で、以前番組で橋下徹さんも同様のことを
仰っていたことを紹介してました。
コロナ禍において不自由な思いをなさっている方は多いと思います。
当方も同じような状況で、近年になく厳しい状況です。
先の予測なんて私には到底できません。
そんな時こその行動。今までとは違った動きを、
もがきながらもしている状況です。
小さいですが希望の光は、2008年より立ち上げた「斎染ブランド」が
お客様の目に留まりつつあること。
そしてお客様とふれあう機会が増えたこと。
地道にコツコツ発信し続けて良かったと思います。
温かく受け入れて頂き、見守り続けて頂いている
皆様に感謝申し上げます。
結びに。
楽しくやってりゃ何とかなる! 生きていれば何とかなる!!
「体だけは大事に」とおっしゃってました。
50歳を超えたいま、今までとは違う体の変化に(笑)
戸惑いを感じますが、セルフケアが大事なんだと思う斎染さんです。
毎度つたない話にお付合い頂きありがとうございます。
何となく~雑感「芦田愛菜さんのコメントが凄い!」
2020年09月13日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
先日、TVやネットで紹介された芦田愛菜さんのコメントが秀逸すぎます。
一方でこれを聞いておじさんなりに思ったことを
雑感として申し上げさせて頂きます。
芦田愛菜さんコメント(コピペ)
『その人のことを信じようと思います』
っていう言葉ってけっこう使うと思うんですけど、
『それがどういう意味なんだろう』って考えたときに、
その人自身を信じているのではなくて、
『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに
期待してしまっていることなのかな』と感じて」
「だからこそ人は『裏切られた』とか、
『期待していたのに』とか言うけれど、
別にそれ『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、
『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、
その見えなかった部分が見えたときに
『それもその人なんだ』と受け止められる、
『揺るがない自分がいる』というのが
『信じられることなのかな』って思ったんですけど」
「でも、その揺るがない自分の軸を持つのは
凄く難しいじゃないですか。
だからこそ人は『信じる』って口に出して、
不安な自分がいるからこそ、成功した自分だったりとか、
理想の人物像だったりにすがりたいんじゃないかと思いました」
斎染さん雑感
~信じるという言葉から~
「お互いを尊重しあう」、或いは「相手によりそう」ことを
心がけていますが、100%の自信は無いです。
その人を受け止める大人の対応と、一方で人と人は礼節を
保ちつつもそもそもイーブンな関係なんだという、
自分の考え方が度々交錯します。
相手を立てて「なんぼ」、可愛がられて「なんぼ」という
ことを思えば、「大人の対応」≧「イーブンな関係」のスタンスが
良い関係性が保たれる気がします。
ぶれない自分ということから、自分の軸を持つことは大事だし
それを信じて行動すれば良い結果に繋がると思ってます。
裏を返せば、芦田さんの言う通り、
そこに「不安」があるからこその行動とも言えます。
芦田さんの言う「すがる」のではなく、その時々で考え方を変え、
取捨選択をしていけば良いし、選択が間違ったら切り替え、
(間違いもプラスのことと考え)
人間としての幅を広げていければというのが理想です。
相変わらずとりとめのない内容にお付合い頂き
ありがとうございました。
明日からまた丁寧な染めを心がけて、
1週間仕事をしたいと思います。