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何となく~雑感「hitorigoto 」
2020年01月11日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
「格差」という言葉を良く耳にするようになりました。
色々な場面で格差は感じますが、私の知らないところでも
大なり小なりあるんだろうなと思います。
でも、努力しないでそれを格差と認識するのはいただけませんけどね。
昨年もつぶやきましたが地方に住む人間にとって、
若い人達の「機会の格差」は相変わらずあるなーと思いました。
萩生田大臣の「身の丈発言」にはムカッときました。
行きつくところ「経済格差」なのかな?
極めて端的な考え方で相変わらず根拠のないことを
申し上げております(笑)
先日見ていたTVのことを備忘録として整理したいと思います。
格差が背景にある現代社会で、不安や心が満たされない時におきる
「欲求は退行現象をおこす」という言葉を挙げてました。
何となく理解できるようで、でも難しくて理解できない
フロイトの言葉です。
ひとつの考えとして「退行」は
自分に都合の良いこと、ものだけを行動、摂取し、
それが正しいと「承認してもらおう」という幼い行為、
ある意味で「幼児化」という言葉に置き換えられました。
グローバリゼーション、ダイバーシティ(多様性)ということが
言われる時だからこそ、いま一度、自分自身の主張、
全体感を見直す必要があり、
不安、不満な自分を行動で打ち払う努力が必要であると考えます。
自分にとって困難な場面に直面することが多くなると、
人間関係や世界観の視野が狭くなってしまうので
「今が大事、ここが大事、私が大事」という考えに偏りがち。
打開する為には「フィールドワーク」を行い、
配慮、調和、協調といったコミュニケーション力を身に着け、
周りに可愛がられる優しい心根を持った
大人の「知と責任」で行動をすることを
心がけなければいけないのだと私は解釈しました。
明日は酒田で成人式が行われます。お陰様でウチの次男坊も大人の仲間入りです(o^-^o)
新成人の皆様におじさんのひとりごとをエールとして
お送りしたいと思います。そしておじさんも皆さんと
大人の「知と責任」を育みたいと思います。
毎度、とりとめのない話にお付き合い頂き
ありがとうございます。
何となく~雑感「道具に感謝!」
2020年01月02日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
2020年。あけましておめでとうございます。
染める上で感謝しなければならい「こと、もの、ひと」
たくさんあります。
道具には神様(八百万の神)が宿ると言われております。
今はお正月休み中で、「千と千尋の神隠し」のように
温泉にでも浸かっていらっしゃることと思います(笑)
これは「洗い場」です。
洗い場には「洗い釜」があります。
染めたものを洗う時に使う大切なものです。
良い染物が出来上がるのは「釜の神様」のお陰です。
洗い釜は高温のお湯で染物の余分な染料を落とします。
灯油バーナーで火をおこしているので
「火の神様」のお陰でもあります。
染料を作る上で大事なことは、まずやかんでお湯を沸かすことです。
同じように「火の神様」のお陰です。
また火事が起きないように安全を願いします。
染める時に使う道具、たくさんあります。
こちらは引き染め用の刷毛(はけ)です。
こちらは「捺染用のスキージ」です。
「捺染枠・なせんわく」です。
「捺染台・なせんだい」です。
染めたものを干す時につかう「張り手・張り木」です。
亡くなった両親はこの道具を「けだ」と言ってました。
東北地方の呼び方だと思います。
挙げたらきりがありませんが「八百万(やおよろず)の
神様のお陰で1年を過ごすことができます。
お正月、ゆっくり休んで頂き、仕事が始まりましたら
またよろしくお願い致します。
道具は大切に扱わなけらばなりません。
それが仕事の出来に反映されます。
それは経験を重ねて学んで分かってきたことです。
時には仕事の内容によって
同じ道具、材料でも扱い方が違います。
オーダーメイドなので必然的にそうなります。
でもAI(エーアイ)にできないことのひとつだと思います。
AIに支配されるという言葉を聞きます。
だったらAIに負けない超アナログな何かを考える
必要があるのだと私は思います。
毎度、つたない話にお付き合い頂きありがとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
何となく~雑感 「無私 生かされているという気持ち」
2019年12月21日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
「無私」=私心・我利・我欲・エゴなどの
「自分のため」といった感情がない状態。
またはその人自身が他を認識する為のメジャー・私的計測基準
などを排除して、他の存在自体・そのもの自体を
認識できる状態のこと。
無私の境地で判断する事によって、
そのもの自体をより確実に正確に認識できるようになる。
~ウキペディアより~
先日の山形新聞の記事に「女性の無私」とあった。
おばあちゃんが人様の孫を見つけて可愛がる様子を
例にあげてくれてます。笑顔、声音、態度に疑心や私心が無い。
心底「めんごい・かわいい」と声をかけている様子、
「女性の無私」に「とても敵わないな」と
投稿者さんがおっしゃってます。
一方、男性は年を重ねてもなかなか嫉妬心や競争心を引きずって
生の生々しさから抜け出しきれない。男性の多くは幾つになっても
自分を勘定に入れてしまう。また「生かされている」という
感覚より「生きている」という感覚の方が強い。
女性はその逆の「生かされている」という感覚が強いとあります。
「無償の愛」の気持ちが強い表れなのかもしれませんね。
(写真は先代女将、母が孫を抱いているところです)
私はわかるような気がします。
私も子育てしてきた中で、「女将であるママの愛」には
敵わないと思ってきました。
皆さん思うこと様々あると思いますが、
「おれが、おれが」的な行動や発言は、
(経営者の集まりでは時々ある光景のひとつです。)
その人のらしさであり、血気盛んで、元気な証拠という
ことなので悪いことではありません。
でもその気持ちが強い分だけ「生かされている」
ということに気が付くのが遅くなり、
「心穏やかに、感謝の念」を持って過ごす時間が
人より少なくなるような気がします。
「ひと、他人(ひと)が居てこその自分」です。
毎度、とりとめのない話にお付き合い頂きありがとうございました。
追伸:あとで見返すと、誤字、脱字が多いな~orz
何となく~雑感「インクルージョンするちから」
2019年11月07日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
「お勉強」はできても社会性や実践能力が低い。
その根本は日本人の読解力が大幅に低下していることなんだそうです。
斎染さんも読解力、その他諸々悪いです。だからじゃないけど
言葉磨きにブログ書いてます。
毎度の二次ネタですが、山形新聞の記事の締めにあるように、
多様な価値を受け入れる「共感力」が無いと読解力が
身につかないとあります。
最近良く、ダイバーシティ=多様性という言葉を目にします。
そして多様性をインクルージョン=包摂 する社会を目指そうと
方向性が示されていると山形新聞で読みました。
11月3日の長谷川眞理子さん投稿記事です。
(インクルードって「含む」って意味だったな~と)
異なる考えをする人が集まり、議論を重ねた方が
より良いものが生まれ、より多くの人が幸せになれるとも
書いてありました。
私が考えられる事はごくごく小さなことですが、
今まで慣れ親しんだ偏ったもの、こと。
またはコミュニケーションや情報収集の仕方など。
それを良しとせず、読解力アップの為にも、
色々なことをまずは「聞こう」「知ろう」
或いはその逆も行動として必要だと思いました。
先日、「相手の意図することは何なのか?」と考えさせられ、
でも「こんな商売の仕方が新しい価値として考えられているんだ」
そんな出来事があっての投稿でした。
まいど拙い話しにお付き合い頂きありがとうございました。
何となく~雑感「90%のわかりやすさと10%の驚き」
2019年10月30日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
今日の仕事現場、染屋の日常写真を織り交ぜながらのブログです。
今TVでは、来年の東京オリンピックの
マラソンと競歩競技を札幌で・・・なんて
話題になっておりますが。
前回の「いだてん」はおもしろかったですね~。
1964年の東京オリンピック招致を決めるスピーチをした
平沢和重さんがおっしゃっていた、
スピーチに必要なのは「90%のわかりやすさと10%のおどろき」
という言葉に「じ~ん」ときました。
何事にも通じることのように思いました。
愛弟子の磯村尚徳さんは偉そうな言葉を使って感銘させるのではなく
本当のプロだからこそ知っている重要な情報をわかりやすく
伝えることが平沢さんの凄いところとおっしゃってましたね。
星野源さんの役もよかったです。
もう一度申し上げます。
「90%のわかりやすさと10%のおどろき」
90%の技、スキルに頼ると相手に伝わり辛くなり、
飽きられてしまいます。
そして自己満足の理詰めほどつまらないことはありません。
技、スキルは10%程で良いのだと思います。
おどろき=オリジナリティある技、スキルで
納得、共感するのだと思います。
90%のわかりやすさとは「ウイル・will」なのかな~
・・・学の無いボクが思ってることですorz
過去にぼくが経験して痛い目にあったことから
感じることでございます。
お見苦しい「笑顔」と
まいど拙い話にお付き合い頂きありがとうございました。