そめやの日常RSS

  • 獅の会
    2007年12月18日

    先日「獅の会」(ししのかい)の忘年会に出席してきました。
    「獅の会」とは地元酒田にある「神輿の会」である。
    毎年5月19日~21日の3日間「酒田祭り」が行われているんですが、
    20日の本祭りの時神輿を担ぎます。忘年会は大変盛り上がりました。
    その様子はともかくとして ここでは酒田祭りのスナップで「酒田 獅の会」
    「神輿の会 獅の会」を紹介させて頂きます。
    「宮出し」です。スタートです。

    神輿はなかり重いです。坂道を登ってます。
    でもギャラリーがたくさんいるので気合が入ります。

    かけ声は「せいやー・さー セイヤー・サー」 二重あごが

    もうすぐ「宮入」 ゴールです。

    宮入だ~ クライマックス

    酒田市の中心街を4時間くらいかけて担ぎます。
    疲れますけど終わった時の爽快感はたまりません。「祭りは見るものでは無く
    参加するもの」とはよく言ったものです。一緒にやりませんか? 
    ご希望の方はご連絡下さいませ。
    ここでお祭りグッズを紹介します。巾着袋です。

    「獅の会」オフィシャルグッズ・オリジナル巾着です。

    刺し子さらし生地を使い、裏生地を付けてます。また「ねつけ」(木の玉)がついて
    腰に付けても落ちにくくなってます。

    大きい玉を帯(腰)に掛け、小さな玉で巾着の袋を閉めます。
    巾着の場合厚い生地を用いると袋の口が閉めにくくなります。
    なので刺し子さらし生地がベター
    ポッコリお腹の私は和装が良く似合う!?
    この巾着販売中で~す。もちろんオリジナルの巾着も喜んでお作りします。
    お神輿を担ぐ方にとっては必需品だと思います。
    ご質問がございましたら何なりと~。

  • 大黒様のおとしや
    2007年12月10日

    「海鮮どんや とびしま」さんのエントリーで触れました
    「大黒さん」について
    毎年12月9日は七福神の一神 大黒様の「お歳夜」です。
    「何それ~」 そんな声が聞こえてきそうです。
    この日は大黒様が歳を越すとされていて、今年の豊年と
    商売繁盛を感謝する日です。我が家でも行いました。

    うちでは床の間に大黒様の掛け軸 小さな木像を飾ります。
    料理は「はたはたの田楽」「厚揚げの田楽」「なます」「納豆汁」「黒豆」
    そして大根が二股にわれている「まっかだいこん」を献上します。

    納豆汁はこの度はパス。かみさん曰く「自信が無い ムリ!」

    まっか大根です。股大根と書きます。うちの地元では二股にわかれている「もんぺ」のこと
    「まっか」といいます。そこが由来かな?

    「七福神」大集合 でも今夜は「大黒さん」が主役です。

    毎年こんな感じでやってま~す これは私の地元山形県庄内地方の風習です。
    12月9日地元のスーパーでは「大黒さん」セットが売ってます。
    「ハタハタの田楽」は通常の1.5倍の売価です。
    まあ お祭りですから 「ご祝儀相場」ということで

  • 酒田の美味
    2007年12月04日

    「海鮮どんやとびしま」さんで会議を兼ねた食事をしてきました。

    会議の内容は置いといて、美味しい海の幸を頂いてきました。

    普段は昼定食がメインのお店ですが、夜でも人数がまとまれば食事ができるようです。
    これで2,000円ですよ!味、ボリューム、言うことなし!
    右のお椀は海鮮丼です。美味しかった~ 刺身は庄内浜特有の白身魚
    これにみそ汁と茶碗蒸しがあとから出てきました。
    12月9日は「大黒さん」なのでハタハタの田楽もありました。

    ぶりこがたっぷりお腹に詰まってます。メタボのハタハタ?
    ボクよりメタボがすすんでら~(んなわけないやろ!)
    そして山形ではここにしかないと言われている「イカスミソフト」 あっさりして美味しいですよ
    270円でがんす~(庄内弁) グレー色してます。

    昼メニューはこんな感じ 画像が粗いから見づらいかな うちの近所だよ
    とにかく美味くて安くてボリュームたくさんなんだから。

    以前「海鮮どんやとびしま」さんのお仕事をさせて頂きました。



    直し刷毛(ハケ)という作業です。ウチのカミさんが染めた裏側が色ムラにならないよう
    ハケで直してます。「裏側まで染料を浸透さる」丁寧な仕事がそめやの
    基本です。下を向いているのは作業の時だけ 性格が暗い訳ではありません。
    夫婦共に前向きに人生を歩んでます
    日除け染め作業風景の一部でちた

  • 角字袢天
    2007年11月28日

    袢天です。角字を腰柄にあしらい染めた別誂え品です。こっっち後身頃


    こっち前身頃 ネットを通してご注文を頂きました。
    数あるサイトの中からお取引頂き本当に感謝申し上げます。
    この袢天を作るために文献を探しました。そして手に入れたのがこれ

    「名頭紋鑑」である。角字のバイブルと言っても過言ではありません。
    (載ってない文字もありますが)
    この中から染めたい文字を探しスキャナーに取り込み
    トレースしました。ちなみに本を持っているのは小2の次男 結士(ゆうじ)です。

    文字をトレースした後パソコンでレイアウト 校正作業に入ります。これをお客様に提示し
    OKを頂いたら染め作業になります。

    ここに至るまでお客様とメール、電話で数回のやり取りをしました。
    染める前には生地見本 色見本をお送りし確認して頂きました。
    根気よくお付き合い頂き本当に感謝申し上げます。
    この袢天は職業にちなんだデザインの袢天です。さてこの方のご職業は?
    ちなみに腰の角字はお客様のお名前を染めました。
    てなわけで「そめやの日常」校正作業編でした。
    サイズ:身丈100cm 身幅65cm 生地:79A(ナナキュウエー)
    技法:反応染料染め

  • 仕事は丁寧に
    2007年11月08日

    そめやの日常を紹介します。
    麻のれんの仕上げ作業です。名入れ(染めた)麻生地を「張り木」という
    道具を使って「ピーン」と伸ばします。

    これは染めた麻生地の表側

    「クルッ」とひっくり返して麻生地の裏側 当りまえじゃ~(ぼげ~)
    表側に「伸子(しんし)」という細い竹棒を麻生地に付けます。竹棒の両先には針が
    付いているのでこんな状態になります。

    めいっぱい伸子を張ります。

    何でこんな作業をしなきゃなんないのでしょう~か?わかりますか~?みなさん
    麻生地の幅を出すためそして生地をきれいに整理するためです。これをするとしないとでは
    完成品の出来が全然違います。新品なのに「くた~」とした感じ、
    くたびれたのれんになってしまいます。
    麻生地の時この作業は欠かせません。
    そして「のり」を刷毛で引いて乾燥させます。乾くと「パリッ」となります。

    最後に縫製して のれんの形にします。今回の写真はのれんの一部です。
    他に無地のパーツがありそれを組み合せて一枚(一竿)ののれんとなります。
    綺麗でしょう 派手さはないけど「凛」とした美しいのれんだと思います。

    突然ですが「斎染」のれん検討中です。

    角字で「斎染」って書いてあるんですよ。上が「白抜き文字」 下が「かげ文字」

    「角字」ってみなさんにとって馴染みの無い文字だと思います。
    主に袢天の腰柄に用いたりします。何て書いてあるか判んないけど
    そこが良いところ「和風」で「しぶい」って感じがしません?
    まだ校正の段階ですが、どっちが良いかな~ この角字 ロゴとしてもこれから使用していきます。
    「斎染ブランド」のロゴ完成?

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