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破れた神社幟を修理します。
2017年10月13日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
「神社幟を掲げる場合は、周りに障害物、
幟にぶつかるモノ、木々などの引っかかるモノが無いか、
確認した後にして下さい。」
斎藤染工場では破れた神社幟を修理致します。
今回掲載する写真は修理後のアフター写真です。
皇大神社幟の「大」の文字が破れた箇所です。
ズームアップするこんな感じです。細かくミシン糸入っていること
お判り頂けますよね(^^♪
幟の裏側には「当て布」を縫い付けます。
見た目は良くありませんが、お祭りの際に破れた状態で掲げるより、
あるいは、揚げるべき「幟」が無いのは好ましくなく、
数年後に新調するまでの「応急処置」という体で申し上げてます。
またもう一例、こちらもアフター写真です。
幟の下部、年号、奉納者が染められている箇所です。
ズームアップ! 見た目以上に手間がかかります。
裏側です。見た目以上に頭を使う、考える仕事です。
まずはこれで新調するまでお使い頂きます。
でも、修理しても新品同様とい訳にはいきません。
幟の生地自体劣化してますので、その上に当て布しても
長持ちしませんのでご了承下さいませ。
最後にもう一度申し上げます。
「神社幟を掲げる場合は、周りに障害物、
幟にぶつかるモノ、木々などの引っかかるモノが無いか、
確認した後にして下さい。」
そしてお祭り当日の天気が晴れることお祈り申し上げます。
袢天(はんてん)に内ポケットを縫い付ける。
2017年10月04日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染。
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
袢天に内ポケットの追加。
お客様よりご依頼頂きました。
今のご時世、お祭り、イベント中でもスマホは手放すことはできず。
つい、最近リクエストを頂きました。
数年前に収めた商品なので「後付け」になります。
スマホのサイズはケース込でw8cm×h15cm
ポケットのサイズは約w14cm×h24cm。生地は同系色の
ストックされたもの。新たに染めた訳ではありません。
マジックテープで「ふた」ができるようにしました。
スマホにケースを装着しないで使う方には「ふた」が
あることは嬉しいかも。「するっと」落ちること回避!
袢天の表面にはポケットの縫い糸が見えることご了承下さい。
プロトタイプといえばプロとタイプ
完成といえばほぼ完成。
これからお客様からどういった要望を頂くか、
楽しみに待ちたいと思います。
あとつぎ 「責任と覚悟」
2017年09月19日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染。
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
一生の思い出として残る出来事でした。
16日は全染研でお世話になっている先輩のお嬢さんの
結婚式への招待を頂き、静岡県三島市まで。
うなぎ1時間待ったけど美味しかったです(^O^)
全染研(ぜんせんけん)の仲間と一緒に行ってきました。
あいにくの雨でしたが、2人の愛はその雨を吹き飛ばし
晴れやかな結婚式、披露宴となりました。
んで、諸先輩方を差し置いて、私みたいなおとこが
主賓挨拶をさせて頂きました。
「ぬくもりを育み皆に愛される2人であって欲しい」
という言葉を申し上げました。
初々しい2人の姿は皆を笑顔にし、優しい気持ちにさせ、
更に家族の愛で感動の涙に包んだのであります。
最後は清々しい気持ちで式場を後にしました。
また、この度は「あとつぎの」のお披露目の意味もあったと思います。
それは後継者の為に準備、環境をしっかり整えてきた「主・あるじ」と
主の気持ちを理解し、未来へ希望を抱く「後継者」
お互いの信頼が成せること。
言い換えると「責任と覚悟」の表れです。継ぐ側、継がせる側、
各々が同じベクトルを向いて歩みだす一歩でした。
今のご時世、家業継承は当たり前でなく、とても難しいことなのに
とても素晴らしいことだと思います。
あーほんとイイ結婚式でした。ありがとうございました。
セミオーダーのれん「猫と楽譜柄」
2017年08月11日
手仕事のぬくもりをお伝えする染職人 斎藤満です。
YBC『news every』枠内の『時を越えて』のコーナーの放送直後
1本の電話を頂きました。内容は、
「TVに映っていた猫と楽譜柄ののれんが欲しい!」 でした。
「猫と楽譜柄」は風呂敷です。さて、どうしたら良いものか・・・?
いちから「猫と楽譜柄のれん」を作るとなると、結構なお値段になります。
できるだけ、ご負担にならないように考えました。
サイズはw85cm×h170cmと聞き、・・何とかいけるかも(^^♪
猫と楽譜柄風呂敷のサイズは70cmくらいで、その内側の黒枠、柄は63cmです。
左右は何とか体裁はつきますが縦が170cmなので、空きスペースができてしまいます。
そのまま白地は面白くないです。なのでスペースに猫をレイアウトしようと思いました。
でもただ列べれば良いという訳ではなく、
しっくり、自然なデザインになるように心掛けました。
そしてこんな感じのセミーダーのれんの完成です。
足跡をレイアウトしたのはお客様からのリクエストです。
ちなみに左が「ちち」付きの関東風仕立て。
右が「袋縫い」の関西風仕立てになります。
しろちゃん気になるようで、写真を撮っていたら
「わたしも~」って? 寄ってきました。
めでたし、めでたし(^^♪
この度は納品前にも関わらず、ブログ投稿を了承してくれた
やまがだのお客様!本当にありがとうございました(_ _)
世界にひとつの手ぬぐいを染めよう!!
2017年07月30日
手仕事のぬくもりをお伝えする染職人 斎藤満です。
先日は夏休みチャレ~ンジ「染め体験教室」を行いました。
工場はノーエアコンです。暑い中お疲れ様でした。
その日の主役!! 体験してくれた2人の可愛いお嬢さんたちです(^^♪
まずは型彫りです。
好きな絵柄の型を彫って、自分でレイアウトします。
わたしはこう並べようっかな~(^^♪ いろいろ頭を悩ませてました~
染める前に染料を見て「わーーー」びっくりでした。
そしてオリジナルの手ぬぐいを染めました。あら、手を前に組んでおりこーさんに写ってます(^^♪
お互い表情硬い?いやたまたまでしょう(^^♪
好きな色はみずいろ!こんな感じで染め上がりました。
体験はここまでです。
楽しんでもらえたようで、働くおじさんとしては、
何歳になっても褒めてもらうのは嬉しいです。
このあと「乾燥」「色止め」「色止め定着8時間以上」
翌朝「洗い」「乾燥」「仕上げ」「裁断」で完了となります。
これから「仕上げ」「裁断」をしますのでもう少しお待ち下さい。
楽しいふれあいのひととき。良い思い出として後々まで、
憶えてくれてたら嬉しいなぁと思います。