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ピアノ柄ポーチの撥水加工効果
2019年05月04日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
斎染オリジナルピアノ柄ポーチは撥水加工がされています。
いまいちど、皆様に効果の程を紹介させて頂きたいと思いまして
「you tube」にアップしましたので、お時間ございましたら
ご覧になって下さい。
撥水加工したポーチを洗濯する場合は、
浸け洗いでお願いします。
1 ポーチが浸かるまでぬるま湯を容器に入れて下さい。
2 中性洗剤をお使い下さい 3 単独で洗って下さい(浸け洗い)
4 自然乾燥(陰干し)の後、アイロンをかけて下さい。
撥水効果はほぼ戻ります。
不明な点がございましたら、何なりと仰って下さい。
よろしくお願い致します。
何となく~雑感 「令和でもまじめかっ!」
2019年05月01日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
令和元年五月一日、曇り、無風。静かな暖かい日です。
平成の時は祝祭日に「日章旗」を掲げる
ことはありませんでした。「なんで?」
何となく出しそびれた感はありますが、
染物屋としての意識が低かったのかもしれません。
平成の頃は両親が健在で、楽な気持ちで過ごせた
月日が長かったです。
そのお陰で細かいところまで気を回さずに済んだ気がします。
これは単に「私が甘ちゃん」であるというだけの話しですけどね。
令和の時代に入り、両親はおりません。
子供達も成長し、将来の為の勉強をし、
それぞれの道を歩む準備をしているところです。
「五十にして四十九年の非を知る」
私も染物屋として、やるべきこと、残すべきことを
少しずつですが、意識して遂行して行こう!という
気持ちになりました。
天皇陛下のお言葉ではありませんが、
「寄り添う気持ち」この気持ちはずっと持ち続けます。
そして、今まで経験したことを活かし、
でも足元を見つめ直す機会を設けながらの歩みを
令和の時代はしていこう・・・って「まじめかっ!」
まいど拙い話にお付き合い頂きありがとうございます。
何となく~雑感 「琴線に触れる」
2019年04月25日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
山形新聞で目にした言葉ですが、
「琴線に触れる」日本人らしい何とも繊細で上品な表現に思えます。
「感動や共鳴を与えること」という意味だそうです。
ここでは「傘福」のことに触れてます。そして
「五穀豊穣、子孫繁栄、地域の人々が紡いできた文化への理解の深まり」とあります。
庄内地方で毎年春、4月~5月に行われる、各地域でのお祭りも正にそれです。
民族芸能とありますが、このお祭りは地域社会、人と人との繋がりを
大事にしていた「昭和的」なテイストも含まれている気がします。
そして酒田人、庄内人としての「アイデンティティ」を覚えます。
後継者不足と言われて久しいですが、
平成の世に頻繁に言われた「費用対効果」や「効率」といったことを
求めるのはほどほどにして、令和の時代に合った、
老若男女が手と手を取り合って
育んでいくお祭りを取り戻して欲しい気がします。
そして、平成の時に失っていた何かを見直しながら続けていけば、
その世代なりに何とかやっていけると思います。
地域のお祭りではありますが、これを「傘福」のように
多くの方々に、例えば他県の皆様に発信できないものかと思います。
ストーリーを含め、県外、或いは外国の方々から喜んで貰えるように、
染物屋として役に立てるようにがんばりたいと思います。
もちろん、地域の方々のご尽力の賜物です。
無理のないところでお祭りが続いていくことを願っております。
まいどつたない話にお付き合い頂き
ありがとうございます。
治郎兵衛さんの「大鰻重定食」
2019年04月20日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
毎年4月の中旬は、当方の縫製をしているマダム達の慰労を
兼ねて善寳寺に祈祷、お参りをしております。
そして、その帰りに「どこかでお食事」というのが恒例になっております。
今年は昼食に台町の 治郎兵衛さん で名物の
「大鰻重定食 」を頂いてきました。
「うおぉぉぉぉぉ~ これが大鰻重定食です」
御姿を拝見した瞬間、まず一同で感嘆の声をあげました(笑)
普段はお目にかかれない、大変高価な鰻重さんです。
家ではがつがついっちゃう私ですが、今回だけはゆっくりと、
上品におちょぼ口で頂いてきました(笑)
治郎兵衛さんには以前から色々とお世話になっております。
昨年はイベントに着用するオリジナル袢天を斎染で制作致しました。
上記写真は昨年10月に東京ビックサイトにて、治郎兵衛さんが出店した際に
撮って頂いた写真です。オリジナル「女鶴秀米・めづるしゅうまい」のPRです。
そしてこの度は、若女将さんに無理をお願いして、
袢天の写真を改めて撮らせて頂きました。
こちらが前からの写真です。
こちら後ろから。家紋である「丸に木瓜」を背負っております。
そしてこの袢天、実はポケット付きなんです。
ちなみに男性用は左胸内ポケットにしてあります。
いつも笑顔の若女将さんですが、写真を撮るときは
キリッとした表情、これも素敵です。
お仕事の忙しい中、私のわがままを聞いて下さり、ご協力頂き
本当に感謝申し上げます。
お土産に 「女鶴秀米・めづるしゅうまい」 を縫製マダム達にと
買って帰りました。
販売サイトの 47CLUB よんななクラブ
でお取り寄せできます。皆様是非、ご賞味下さいませ。
何となく~雑感 「未来に希望が持てるように」
2019年04月14日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
大学の卒論テーマがコンビニ業界についてだったこともありまして、
最近、コンビニの時短営業の話題が目につきます。
当時は24時間営業や、斬新なPOSレジだったり、効率的な配送システム、
取り扱い品目の豊富さ等、コンビニの躍進ぶり、
優れた点がクローズアップされていました。
時代は流れ、コンビニは私たちの生活になくてはならない
存在となり、その便利さが当たり前と思うようになりました。
便利さの恩恵は、それを供給してくれている人のお陰で
成り立っていることをすっかり忘れてしまいました。
この度、オーナーさんの大変さ、過酷な労働状況を改めて知り、
業界の歪が浮き彫りになり、仕事に対する意欲や
新たに起業しようと思う人は、少なくなるだろうなぁ~と思いました。
どの仕事にも言えることだと思いますが、働き方の価値が変わった今、
「この仕事はやってて楽しいよ、働きがいがあるよ、
そして頑張れば豊かになれよ」といった、
未来への希望が無いと働く意欲は湧きませんよね。
もちろん決して「楽して儲かる」ことは一時的にあったとしても
長続きはせず、ほとんど無いと思います。
「クローズアップ現代」テレビでも言ってました。
三方良しに加えて「未来もよし」
慶應義塾大 教授、宮田裕章さんの言葉です。
一方だけ満たされ、
もう片方に不自由な思いをさせていると、
その仕事には良くない未来が待っているような気がします。
三方は「売り手、買い手、そして世間」を指しております。
それ以外の三方も、パターンとしてたくさんあると思います。
全ては循環している訳ですから、明るい未来がある、
循環の仕方をしなければならいと思います。
今回はコンビニ業界の話しですが、社会全体に通じることだと思います。
「しっかりとしたモノ作るから、値打ちこいてくれっ!」とある業界の
取引先との交流会で出た、作り手から販売する側へのお願いの言葉だそうです。
私人身も「染屋は楽しいよ、働きがいがあるよ、
そして頑張って豊かになれるよ」といったことを
言える様に、(もちろんしっかりとした仕事をします。)
今から(遅いくらいですが)考え、整備しないと
いけないと思いました。
毎度、つたない話にお付き合い頂きありがとうございました。