〒998-0063 山形県酒田市南新町1-4-32
TEL 0234-22-1713
営業時間 平日9:00~18:00
御頭様幕・福山神楽保存会様
2016年11月20日
手仕事のぬくもりをお伝えする染職人 斎藤満です。
獅子舞幕でご縁頂いた福山神楽保存会様の御頭様幕お披露目に行ってきました。
約10分間の舞です。見ているうちにだんだんひきこまれ、厳かな気持ちになってきました。太鼓の音、笛の音色も重なって心を浄化してくれるような感じです。
この度のお披露目は、福山地域たくさんの皆様の思い入れがあります。それをひしひしと感じてきました。
そして御頭様に皆様の「魂、心が宿した」 「まるで生きているかのよう」 そんな舞でした。
「手仕事のぬくもり」を常に心がけ仕事をしておりますが、お客様の想いを、染物=獅子舞幕という形として完成させ、心を通わせることができ、とても嬉しく思いました。
福山神楽保存会皆様の温もりあるお気持ちに感謝申し上げます。
何となく~雑感「最後は人柄」
2016年11月13日
手仕事のぬくもりをお伝えする染職人 斎藤満です。
買い物をする時のハナシ。
自分にとって高価なものを買うか、買うまいか、迷ってしまった時のこと。
まずは一旦冷静に考えます。衝動的はダメと。
でもやっぱり気になり「どうしようかな?」
購入を迷っている時、あと一歩のひと押し、店員さんの声掛けが、あるかないかがとても大事であると思います。
そこには「誰かに決めて欲しい」という思いが少しあるからです。
声を掛けて頂いたらそのお店、或いは商品とは「縁があった」 かけて頂けなかったら「縁が無かった」とも判断します。
コミュニケーションの取り方で気分が変わります。その方の「人柄」も大事であるということです。
買う側のペースを尊重してくれる気遣いと最後の「ひと押し」が上手な方だと商品の「価値」が上がると私は思います。
購入の決定要素はさまざまありますが、色々迷った最後は「人柄」なのかなと。
何となく~備忘録「心地よく・・・」
2016年11月07日
手仕事のぬくもりをお伝えする染職人 斎藤満です。
頭の中だけでなく、文章として、自分の言葉として言えるように!
そして実行できるように(^^♪・・・備忘録シリーズ、第九弾。
先日のTV、古舘伊知郎さんの言葉がとても印象に残りましたので。
~「労働はお金だけじゃない」
「『労働は雪かき』という言葉が大好きなんですが、自分の家をかいているだけではダメ。高齢化が進んでいるから隣の家もかいてあげなければいけない」
ということを仰ってました。
その上で、「100働いて100お金もらえるなんてありえない」と。
「『半分返ってこないでいい』くらいで、身を粉にして働くのが”働く”」
といった持論でした。
最後に「仕事で労働の苦しみと喜びを知ってほしい」と締めくくりました。~
私もこういったスタンスで臨める人間でありたいと思いました。
また古舘さんの言葉を聞いたとき「隣の三尺」という言葉を思い出しました。
「家の前の掃除や雪かきは、自分の家の境界線ギリギリまでやるのではなく、三尺だけ余計にやりなさい」という教えです。
でも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
その人との間柄にもよりますが、押し付けや自己満足は良くないことと理解し、相手にプレッシャーを感じさせないものが望ましい思います。
「相手をあっての自分。相手を立てて初めて自分が活きる」先輩に教わったこの気持ちは変わりませんが
三尺越えるときは、その配慮が大切であると思った次第です。
仕事に対する姿勢、お客様への対応、サービスには各々自分のスタンスがあります。
お互い心地よく、程よくありたいなぁ~と思いました。
大切な人の為に頑張る!
2016年10月26日
手仕事のぬくもりをお伝えする染職人 斎藤満です。
10月21日~23日まで大阪、和歌山へ全染研秋期研修会に参加しておりました。
実行委員長、企画委員長、そして委員会の皆様ありがとうございました。神対応ほんとうにありがとう(^^♪
堺のにじゆらさんの講演では発想の転換、決断力と行動力を学び、作る(委託加工)だけでは無く、作って売り続けなければならないメーカーである事の大変さを学びました。
晒し工場、機織り工場、タオル工場、タオル展示会館では 普段は見ることない光景、設備等に唯々驚きました。そして、たくさんのきめ細やかな工程を経て我々のもとに届いていることを知り、改めてその物に愛情を注ぎ、価値をお客様へお伝えしなければならないと思いました。
夜の懇親会では経営、引染、捺染、昇華転写に分かれての座学。お酒の勢いもあって(笑)とても深いところまでのお話を各々でき、とても有意義でした。
観光は世界遺産高野山金剛峯寺です。奥之院に行った時には身が引き締まり、心が洗われ、大切な人を愛おしく想い、明日からも頑張ろう!という気持ちになりました。昼食に精進料理を頂いた後、北海道のS氏が痩せたように見えたのは気のせいです(笑)
2日間、とても満足、有意義に感じることができた要因は「ライブ」であるということ。そしてライブを共有した仲間がたくさんいたことに嬉しくなりました。染屋の日常から離れて参加した研修会は大切な思い出のひとつとなりました。
またの機会、皆様とお会いできたら嬉しく思います。
最後に。
日常から離れると何か楽しい。気持ちがリフレッシュできる。
仲間との縁が深くなる。色んなこと共有できてとても嬉しい。
大切な人を愛おしく想う。大切な人の為に頑張ろうという気になる。
世界遺産×空海さんがそう思わせてくれたような、そんな気がします。
平成28年度酒田市新田産業奨励賞
2016年10月19日
手仕事のぬくもりをお伝えする染職人 斎藤満です。
本日の荘内日報さんへ掲載して頂きました。
身に余る光栄でございます。特に「何をした」という実感は無く、ただ、時代に取り残されないようしがみついて来ただけです。
そして染物を通して頂いたご縁に感謝し、手仕事の温もりを感じて頂くことを願ってきました。
お客様へどういった「ベネフィット」を提供できるのかをその都度考え、10年後の創業100年をいい形で迎えることができたらと思います。
たくさんのご縁とお導き頂いた皆様へ感謝を申し上げます。
これからもよろしくお願いします。