〒998-0063 山形県酒田市南新町1-4-32
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ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。
先日の山形新聞よりの二次ネタです。
地域の活性化・・・そんな大きなことは考えることはできない私です。
なので縮小して斎染の活性化を考えてみました。
私自身も10代の頃は「染屋を継ごう!」とか、
「斎藤染工場を元気にするにはどうしたら良いか」 なんてこと
考えたことありません。ここの記事にあるように、
まずは親元を離れ、これまでとは違った環境に
身を置きたいと思いました。
環境を変えると新たな知識やスキルが身につき、
経験値アップのスピードが早くなったような気がします。
また、ふるさとへの愛着、染物屋のことを考えるようになりました。
大学生、社会人を経験し、色々と考え、女将美智子さんの協力もあり
「染屋を継ごう!!」と思いました。
そういった意味で酒田を離れていたことは、とても意義深く
良い勉強になりました。
特に人間形成という意味ではとても役に立ったと思います。
そうさせてくれた親に感謝しております。
今、大学生の息子が2人、社会勉強の真っ最中です。
2人にはいずれ酒田に戻ってきて、培った知識、知恵を
社会人として発揮して欲しいと思います。
家業である染物屋を継いで二十三年が経ちました。
継いだ頃にパソコンが普及し始め、染物業界でも機械化、デジタル化が進んでいきました。
今もなおその進化は続いております。当然その波にさらされている訳ですが、
それに対応しながら、時代に取り残されないようにしがみついて、
染物の伝統を守り継続して参りました。
蓄積された知識や智恵は、大きな財産であります。
これまで同様、伝統を守りつつ時代の変化に対応すべきです。
そして財産が埋もれないよう、新しい考えや人材の採用、各々が知見を持ち寄って、
「今までの財産と混ぜ合わせ」「新たな価値を育む染物屋」
としてやっていけたらと思います。
その為には私自身、魅力的な斎染である為に
もっともっと勉強しなくてはと思います。
女将といつも話しをすることは、スムーズなバトンタッチを
する為には、ある程度こちらで環境を整えてやろう。
そして将来の展望、「斎染をこうしていこう!」というビジョンを
一緒に考えられる状態でありたいと思っております。
まいどつたないお話にお付き合い頂き
ありがとうございます。