2019年4月25日

何となく~雑感 「琴線に触れる」

ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。

 

山形新聞で目にした言葉ですが、

「琴線に触れる」日本人らしい何とも繊細で上品な表現に思えます。

「感動や共鳴を与えること」という意味だそうです。

 

 

ここでは「傘福」のことに触れてます。そして

「五穀豊穣、子孫繁栄、地域の人々が紡いできた文化への理解の深まり」とあります。

 

庄内地方で毎年春、4月~5月に行われる、各地域でのお祭りも正にそれです。

民族芸能とありますが、このお祭りは地域社会、人と人との繋がりを

大事にしていた「昭和的」なテイストも含まれている気がします。

そして酒田人、庄内人としての「アイデンティティ」を覚えます。

 

 

 

後継者不足と言われて久しいですが、

平成の世に頻繁に言われた「費用対効果」や「効率」といったことを

求めるのはほどほどにして、令和の時代に合った、

老若男女が手と手を取り合って

育んでいくお祭りを取り戻して欲しい気がします。

そして、平成の時に失っていた何かを見直しながら続けていけば、

その世代なりに何とかやっていけると思います。

 

 

地域のお祭りではありますが、これを「傘福」のように

多くの方々に、例えば他県の皆様に発信できないものかと思います。

ストーリーを含め、県外、或いは外国の方々から喜んで貰えるように、

染物屋として役に立てるようにがんばりたいと思います。

もちろん、地域の方々のご尽力の賜物です。

無理のないところでお祭りが続いていくことを願っております。

 

まいどつたない話にお付き合い頂き

ありがとうございます。

 

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